日本と韓国では約半数がほぼ常時インターネットに接続と回答、米シンクタンク調査
(米国、日本、韓国、世界)
調査部米州課
2025年09月11日
米国のシンクタンク、ピュー・リサーチ・センターは9月8日、世界24カ国におけるインターネットの使用状況に関する調査結果(注)を発表した。それによれば、コンピュータ、タブレット、携帯電話などでほぼ常時インターネットに接続していると回答した割合は、日本が56%で最も高く、韓国(49%)が続いた。その他4割を超えた国は、アルゼンチン(43%)、イスラエル(42%)、米国、スぺイン、トルコ(同率で41%)だった。
24カ国の中央値では、ほぼ常時インターネットに接続しているが28%、1日に数回はインターネットを利用するが40%だった。
全くインターネットを利用しないという回答は、インドが36%と最も高く、ケニア(33%)、ナイジェリア(27%)、南アフリカ共和国(24%)が続いた。
また、各国とも若年層(18~34歳)のインターネットの利用頻度が高い傾向がみられ、ほぼ常時インターネットに接続していると回答した割合は日本が85%と最も高く、スぺイン(70%)、韓国(68%)が続いた。その他5割を超えた国は、トルコ(64%)、米国(61%)、アルゼンチン(59%)、イスラエル(57%)、インドネシア(56%)、フランス(55%)、イタリア(54%)、英国(53%)だった。
若年層と年長層(50歳以上)とでインターネット利用の差が最も大きかったのは、トルコ(若年層が52ポイント上回る)で、スペイン(50ポイント)、日本、フランス(いずれも47ポイント)、インドネシア(44ポイント)、イタリア(41ポイント)、米国(38ポイント)、アルゼンチン、英国、オランダ、ブラジル(いずれも37ポイント)が続いた。
(注)米国以外の実施時期は2025年1月8日~4月26日。対象者はアルゼンチン、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、インド、インドネシア、イスラエル、イタリア、日本、ケニア、メキシコ、オランダ、ナイジェリア、ポーランド、南アフリカ共和国、韓国、スペイン、スウェーデン、トルコ、英国の成人2万6,504人。米国では2025年2月5日~6月18日に、成人5,022人に対して実施した。
(松岡智恵子)
(米国、日本、韓国、世界)
ビジネス短信 007182c085277aa0