ノボア大統領訪日を機に、ジェトロとPro Ecuadorが協力覚書締結

(エクアドル、日本)

調査部米州課

2025年08月29日

エクアドルのダニエル・ノボア大統領の訪日の機会を捉え、ジェトロは8月28日、エクアドル投資貿易公社(Pro Ecuador)と、両国間の貿易や投資、産業、技術協力発展のための協力覚書(MOC)を締結した。両機関で協力してセミナーの開催やスタートアップ企業の支援、中小企業のビジネス機会創出のための取り組みをしていく。

MOCに署名したPro Ecuadorのカロリーナ・マルドナード総裁は「このジェトロとの提携により、エクアドルの輸出事業者を世界で最も洗練された市場の1つに直接的につなげることができる。また、日本もエクアドルが持続可能性やイノベーション、付加価値を重視するパートナーであることを認識するだろう」とコメントしている。署名式に同席したルイス・ハラミージョ生産・貿易・投資相も「この協定締結により、エクアドルはアジアに向けた戦略的な一歩を確固たるものとする」と期待を寄せている。

MOCは、同日開催された日本とエクアドルの首脳会談の場でも紹介された。首脳会談では貿易やエネルギー投資、安全保障などについて議論された。その中で、ノボア大統領は日本との2国間貿易協定にあらためて関心を示した。

ノボア大統領の日本滞在中には、27日に貿易投資フォーラムも開催され、大統領も登壇した。大統領は、エクアドルは2025年に4%以上のGDP成長率を見込むことや、非石油部門の輸出の増加、ドル化によりインフレ率が低いことなど、経済のファンダメンタルズが堅固なことを強調し、日本にとって信頼できるパートナーとしての地位を確立することを目指していると述べた。

写真 首脳会談で紹介されたMOC(ジェトロ撮影)

首脳会談で紹介されたMOC(ジェトロ撮影)

(佐藤輝美)

(エクアドル、日本)

ビジネス短信 efcfea2a0092ad11