スズキ、グジャラート州工場からBEV「eビターラ」出荷を開始
(インド)
アーメダバード発
2025年08月29日
スズキは8月26日、インド西部グジャラート(GJ)州で、同社初のバッテリー式電気自動車(BEV)となる「eビターラ」の出荷を開始したと発表した。同日の出荷開始記念式典には、インドのナレンドラ・モディ首相やGJ州のブペンドラ・パテル州首相、小野啓一駐インド大使のほか、中央政府とGJ州政府の関係者、スズキ関係者など約600人が参加した。
式典に出席したスズキの鈴木俊宏代表取締役社長は「スズキは40年以上にわたり、インドの自動車産業のパートナーであり続けている。今後もインドが目指す持続可能なグリーンモビリティーと、Viksit Bharat(注)のビジョンに貢献する」と語り、今後5~6年間でインドに7,000億ルピー(約1兆1,900億円、1ルピー=1.7円)を投資すると表明した(8月26日「エコノミック・タイムズ」紙)。
「eビターラ」は、GJ州に工場を置くマルチ・スズキの子会社スズキ・モーター・グジャラート(SMG)で製造され、同州のピパパブ港から欧州や日本を含む世界100以上の国と地域に輸出される。あいさつに立ったモディ首相は「スズキがインドで製造した自動車が日本へ輸出されていることは、インドと日本の関係の強さを象徴すると同時に、インドに対する世界中の信頼を反映している。マルチ・スズキはメーク・イン・インディアのブランド大使となっている」と語った。
また、スズキは同社が東芝、デンソーとともに出資設立した車載用リチウムイオン電池パック製造のTDSリチウムイオンバッテリー・グジャラート(TDSG)で、ストロングハイブリッド車用電池の出荷を開始したことも発表した。この電池はマルチ・スズキの「グランドビターラ」に搭載しており、今後搭載モデルを拡大する予定だという。
(注)Viksit Bharat:ヒンディー語で「発展するインド」の意で、独立100周年を迎える2047年までの先進国入りを目指すビジョン。
(飯田覚)
(インド)
ビジネス短信 812d4e60bb00e343