イラン、近隣諸国との関係強化を加速
(イラン、パキスタン、アルメニア、ベラルーシ、トルコ、サウジアラビア)
テヘラン発
2025年08月29日
イランは近隣諸国との外交関係の強化を積極的に進めており、8月も首脳や閣僚のレベルの訪問や協定締結が相次いでいる。
マースード・ペゼシュキヤーン大統領は8月2日にパキスタンを訪問し、「両国関係の新たな章が始まった」と述べ、パキスタン政府による歓迎に謝意を表した。両国間では12件の協力協定を締結し、貿易額を100億ドルに拡大する方針を協議した〔8月4日付イスラーム共和国通信(IRNA)〕。
同大統領は18日には政治・経済分野の高官級代表団を率いて、アルメニアのエレバンを訪問し、ニコル・パシニャン首相と会談を行った。両国は長期的な戦略的パートナーシップ文書の署名に向けた決意を表明した(8月18日付IRNA)。
翌19日夜には同大統領はベラルーシのミンスクに到着し、公式訪問の一環として、両国は12件の協力協定と共同声明に署名した。大統領は各国の領土保全の相互尊重と受容の重要性を強調し、これらの原則は地域の安定の基盤との認識を示した(8月20日付IRNA)。
さらに、25日にアッバース・アラーグチー外相がサウジアラビアのジッダで開催されたイスラム協力機構(OIC)外相臨時会合の際、ファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード外相と会談し、地域の安定促進に向けた2国間協力の強化の重要性を確認した(8月25日付IRNA)。
同外相はまた、同じく同会合に合わせて25日、トルコのハーカン・フィダン外相と会談した。貿易やエネルギー、輸送、国境警備、地域交流などの主要分野で戦略的関係を強化し、協力を拡大することで一致した(8月25日付IRNA)。
(マティン・バリネジャド)
(イラン、パキスタン、アルメニア、ベラルーシ、トルコ、サウジアラビア)
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