浜松市で高度外国人材の採用・定着を推進するセミナーをジェトロ開催

(日本、世界)

浜松発

2025年08月12日

ジェトロは718日、クリエート浜松(静岡県浜松市)で「高度外国人材活躍推進セミナー」を開催した。高度外国人材の活躍推進に取り組むタケウチ建設(広島県三原市)などが講師として取り組みを紹介した。人材獲得に苦戦、あるいは既に高度外国人材を採用したものの、育成・定着に悩む企業トップや人事担当者、大学関係者など29人が参加した。

タケウチ建設常務取締役の山田三弥子氏は、初の高度外国人材の採用から10年にわたる同社の変遷について説明した。高度外国人材採用をきっかけに社内制度を見直し、外国人材が自発的に成長できる仕組みを整えた。同社の技術水準も向上したほか、売上高も上昇し、経営面でも好影響がもたらされたと紹介した。

写真 タケウチ建設の山田常務が講演(ジェトロ撮影)

タケウチ建設の山田常務が講演(ジェトロ撮影)

講演後の質疑応答では、外国人材を採用してきた背景や、入社後の日本語教育の効果など、多くの質問が寄せられた。特に日本語教育では、担当した外部講師が受講生の生活面の悩みを聞いたり、場合によっては会社とともにケアをしたりすることにつながっており、外国人材の定着に良い効果をもたらしていることが紹介された。

ジェトロは、全国規模での高度外国人材の就業状況を説明するとともに、「外国人材活躍支援パッケージ」を紹介し、企業が無料で合同企業説明会や育成・定着講習会への参加、専門家への相談ができることを説明した。

浜松市企画調整部国際課主任の外山裕太氏は、浜松市が高度外国人材、介護人材雇用をする事業所に対し、定着のための各種研修や社宅賃料に要した経費の一部を助成する支援事業外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを紹介した。

国際ビジネスコミュニケーション協会名古屋事業所の田崎至教氏は「外国人材の日本語に頼らず、雇用者や日本人社員による英語を通じたコミュニケーションが外国人材定着への重要なポイント」とし、社員の英語力向上への取り組みに対する支援について説明した。

(伊藤善行)

(日本、世界)

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