ボゴタでポップカルチャーイベント「コミックコン・コロンビア」開催

(コロンビア)

ボゴタ発

2025年07月28日

コロンビアのボゴタ市内で6月27日から30日にかけて「コミックコン・コロンビア(Comic Con Colombia)」が開催された。同イベントはアニメや映画、漫画、コミック、ゲーム、コスプレなどポップカルチャーに関するもので、17回目の開催となった。来場者数は、現地報道によると、約3万6,000人だった。チケットは平日で3万8,000ペソ(約1,368円、1ペソ=約0.036円)、週末は5万8,000ペソだった。

出展者数は200以上で、国外からは配信サービスのキック(KICK)、ソニーピクチャーズ、ユニバーサル、ワーナーブラザースなどがプロモーションブースを設けた。グッズ販売やコスプレ、ゲームトーナメント、ダンスステージなどの各エリアは、学生の休暇期間中ということもあり、多くの若者や子供連れの家族らでにぎわった。

出展者らに商品の売り上げに関してジェトロがインタビューしたところ、グッズ販売店からは、「アメリカンコミック、日本アニメグッズの割合は同じくらいだった。コミックコンは別のポップカルチャーイベント、ソーファ(2024年11月12日記事参照)と違い、アメリカンコミックに関する正規品を買い求める人が多い傾向にある」との声が聞かれた。また、漫画やコミックの正規品を扱う出版社のブース担当者は「日本の漫画が7割、アメリカンコミックが3割ぐらいだ。漫画は小さな子どもから大人まで購入者の幅が広い。常に人気があるのは『NARUTO-ナルト-』『ONE PIECE』『呪術廻戦』で、最近は『楽屋のひとりごと』がよく売れる。日本の漫画はストーリーが深く、困難に立ち向かう主人公に自分を重ねて読み進めることができるから、人気がある」と述べた。

なお、コミックコン・コロンビア公式ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます公式インスタグラム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで、出展者やゲストなどの情報を確認できる。

「コミックコン・コロンビア」は2025年11月28日から30日まで、メデジン市でも開催される予定だ。

写真 会場の様子(ジェトロ撮影)

会場の様子(ジェトロ撮影)

写真 日本や米国から輸入した正規品や二次創作グッズの販売ブース(ジェトロ撮影)

日本や米国から輸入した正規品や二次創作グッズの販売ブース(ジェトロ撮影)

(木村香菜)

(コロンビア)

ビジネス短信 d89edbdf1e9c04c7