バンコクで「アジア・サステナブル・エネルギー・ウイーク」開催

(タイ、日本)

バンコク発

2025年07月09日

アジア地域の持続可能なビジネスを紹介する「アジア・サステナブル・エネルギー・ウイーク(ASIA SUSTAINABLE ENERGY WEEKASEW)」が72から4日までの3日間、タイのバンコクで開催された。タイのエネルギー省が後援するこのイベントには、アジアを中心に太陽光発電、水素、蓄電システム、電気自動車(EV)などエネルギー・脱炭素関連企業412社(前年390社)参加した。再生可能エネルギーなどをテーマとする多数のセミナーも同時開催され、毎年注目を集めるエネルギー系展示会となっている。

ジェトロは同展示会でジェトロパビリオンを設置し、多様なソリューションを有する日系企業9社(注)が出展した。会場併設のステージでは、世界省エネルギー等ビジネス推進協議会(JASE-World)と連携し、ジェトロパビリオン参加企業が各社の技術やサービスについて説明を行った。参加企業の多くは、ジェトロ・バンコク事務所が発行する「サステナブルビジネスカタログ」の掲載企業で、パビリオンやステージで配布した同カタログに関心を示す来場者も多かった。

写真 ジェトロパビリオン(主催者提供)

ジェトロパビリオン(主催者提供)

写真 プレゼンテーションの参加者(主催者提供)

プレゼンテーションの参加者(主催者提供)

出展企業からは、「展示会を通じて、タイ現地の信頼できるビジネスパートナーと出会うことができた。当該地域で事業を加速させていきたい」「日系との連携に関心のある企業がジェトロパビリオンに集まり、個社出展よりは質の高いマッチング機会が得られた」といったコメントがあった。また、ジェトロパビリオンへの来場者からは、「タイのビジネス環境や政策にマッチする日本企業と協業していきたい」「タイ国内へ日本の技術を導入し、エネルギーなどの社会課題解決につなげたい」といった声が寄せられた。

主催者によると、ASEW全体で3日間合計の来場者数は前年度の約2万8,000人から約3万人に増えた。

(注)Algal Bio、ASUENE(Thailand)、eMotion Fleet、Nagase(Thailand)、Sojitz(Thailand)、SPACECOOL、Taisei(Thailand)、Tsubame BHB、Zeroboard(Thailad)

(近添優子、松浦英佑、髙橋凌太、矢田琴子)

(タイ、日本)

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