ボゴタメトロの工事進捗率は約6割、2028年3月開業予定
(コロンビア)
ボゴタ発
2025年07月28日
コロンビアのボゴタ市内で現在、高架式メトロ1号線の建設が進められているが、同市は7月6日、工事進捗率は6月末時点で57.57%と発表した。2019年に入札が行われ(2019年10月23日記事参照)、当初は2025年開業の計画と発表していたが、新型コロナウイルス禍の影響もあったほか、そもそも5年では工事は完了しないとも当初から指摘されていた。現段階で開業は2028年3月と報道されている。
ボゴタメトロのウェブサイトによると、ボゴタ市では1日1,270万人が移動しており、うち50.1%はバスなどの公共交通機関、25.1%は徒歩や自転車利用となっている。メトロが開通すると、片道1時間当たり7万2,000人、1日当たり100万人以上の輸送が可能となる。メトロ16駅のうち10駅が公共交通機関と直結し、また、全ての駅に駐輪場(計約1万台)を設置する予定で、効率的な移動が可能となり、自動車利用の抑制や渋滞緩和が見込まれている。
1号線のルートについてはボゴタメトロのウェブサイト上で確認できる。
高架式メトロの工事(ジェトロ撮影)
(アンドレス・ゴンザレス、中山泰弘)
(コロンビア)
ビジネス短信 b6a559d6f09265eb