ジェトロがジャパン・ストリートセミナー開催、バングラデシュ内需開拓の一歩へ

(バングラデシュ、日本)

ダッカ発

2025年06月27日

ジェトロは6月18日、日本バングラデシュ商工会議所(JBCCI)との共催で、「ジャパン・ストリート(Japan Street)セミナー」を首都ダッカで開催した。ジャパン・ストリートは、ジェトロが招待したバイヤーのみが閲覧可能なオンラインカタログサイトで、今回はバングラデシュ企業および進出日系企業への周知を図った。

写真 ジャパン・ストリート紹介の様子(ジェトロ撮影)

ジャパン・ストリート紹介の様子(ジェトロ撮影)

ジェトロが2024年11月に発表した「2024年度海外進出日系企業実態調査(アジア・オセアニア編)」によると、今後1~2年の事業展開の方向性に関し「拡大」すると回答した在バングラデシュ日系企業の割合は、57.7%だった。この理由として「現地市場ニーズの拡大」(67.4%)を挙げる企業が最も多く、「高付加価値製品・サービスの受容性が高い」(32.6%)の割合もアジア・オセアニア地域で相対的に高かった。進出日系企業の中には、バングラデシュを市場として捉える企業が増えている。

このようなバングラデシュ市場への関心の高まりを受けて実施した本セミナーには、86人が参加し、安心かつ高品質な商品の検索や日本企業とのマッチングに高い関心が示された。今後、有力なバイヤーの登録や日本企業とのビジネスマッチング機会の増加を通じて、バングラデシュにおける内需開拓の進展が期待される。

(箕浦智崇)

(バングラデシュ、日本)

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