元気寿司、ホーチミン市にベトナム1号店オープン
(ベトナム)
ホーチミン発
2025年06月30日
すしレストランチェーンを展開するゲンキグローバルダイニングコンセプツ(Genki Global Dining Concepts:東京都台東区)は6月27日、ベトナム・ホーチミン市中心部1区の商業施設「サイゴンセンター」の5階に、「元気寿司」ベトナム1号店をグランドオープンした。
同社は日本国内に191店舗、海外に240店舗(2025年3月末時点)を展開し、海外は中国・香港を中心に10カ国・地域に出店している。東南アジア地域ではインドネシア(27店舗)、シンガポール(23店舗)、フィリピン(17店舗)、マレーシア(5店舗)、カンボジア(4店舗)、タイ(1店舗)に続く出店となる。
ベトナム1号店では、定番の「サーモン(2貫)」2万7,000ドン(約149円、1ドン=約0.0055円)や「マグロ(2貫)」(2万7,000ドン)のほか、「いなり寿司(2貫)」(1万9,000ドン)、「サーモンの生春巻き」(4万9,000ドン)、「牛肉うどん」(6万9,000ドン)など、幅広いメニューを提供している。食材の8割は日本から輸入しているという。
同社担当者によると、ベトナムではフランチャイズ形式での出店を進めており、2027年度までにホーチミン周辺で4店舗出店を計画している。今後は首都ハノイへの進出も検討しているという。
ベトナムですしを扱うチェーンとして、日系ではちよだ鮨(2024年7月3日記事参照)、地場では寿司北海道幸(ジェトロの日本産食材サポーター店インタビュー記事参照)、韓国系ではみかどすしなどが展開を進めている。都市部を中心にショッピングモールに出店するケースが増えており、すしは外食の選択肢として根付き始めている。今後もすしを扱うチェーンの進出・拡大が見込まれる。
ベトナム1号店の外観(ジェトロ撮影)
サーモンを使用したメニュー(ジェトロ撮影)
(安部暢人)
(ベトナム)
ビジネス短信 22756ba24013497e