パナマ~ベネズエラ直行便再開へ

(パナマ、ベネズエラ)

ボゴタ発

2025年05月23日

パナマ民間航空局は5月22日、ベネズエラとの直行便再開を発表した。同直行便は、2024年7月28日に行われたベネズエラ大統領選挙を機に、同31日から停止となっていた(注)。ただ、今回の発表では、具体的なフライト再開時期などの情報は出されていない。

2024年7月末以降、パナマ以外にも、ペルーやチリ、ドミニカ共和国の直行便が停止となっており、現状ではベネズエラ直行便は限られている。主要ルートとなっているコロンビア・ボゴタとの直行便には、アビアンカ(Avianca)、ラタム(Latam)、ラセル(Laser)、アビオル(Avior)など複数社が運航しているが、直行便停止が5月19日ベネズエラ政府から発表されている。ベネズエラで5月25日に実施される国会議員・州知事・州議会議員選挙対策と報道されており、各社は5月26日まで停止措置を取るとウェブサイト上で発表している。

(注)パナマは大統領選の結果を受け入れず、ニコラス・マドゥロ大統領は不正に勝利したとし、国交を停止した。これに対する抗議として、ベネズエラ側が直行便を停止した。

(中山泰弘)

(パナマ、ベネズエラ)

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