モノレール路線(MRT)ピンクラインの延伸区間、無料試験運行が開始

(タイ)

バンコク発

2025年05月22日

タイの首都バンコクのモノレール路線「MRTピンクライン」の延伸区間駅〔インパクト・ムアントンターニー駅(MT01)~ムアントンターニー湖駅(MT02)間〕において、5月20日から6月16日まで、一般の乗客の無料試験走行が実施されている。

ピンクラインは、ノンタブリー県とバンコクのミンブリー区を結ぶモノレール路線で、2023年11月から運行が開始された。

今回の延伸により、インパクト・ムアントンターニー駅と国際展示場「インパクト(IMPACT)」を結ぶスカイウォークも新設され、展示場への交通アクセスが向上することが期待されている。1日あたり約1万3,800人の利用者となる見込みだ。また、同じくピンクラインのムアントンターニー駅(PK10)への乗り換えが可能となる。

正式な運行開始は6月17日からの予定で、乗車料金は15~23バーツ(約66~101円、1バーツ=約4.4円)となる。通常の運行は列車1本あたり10分間隔だが、展示会やコンサートの開催期間中は5分間隔になる予定だ(5月18日付「ターン・セータキット」紙)。

(ピンラウィー・シリサップ、藤田豊)

(タイ)

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