サウジアラビア最大規模の食品見本市「サウジフードショー2025」開催

(サウジアラビア、日本)

リヤド発

2025年05月21日

サウジアラビアの首都リヤドで5月12~14日、同国最大規模の食品見本市「サウジフードショー(The Saudi Food Show)2025外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が開催された。サウジフードショーは今回で3回目の開催となり、100カ国から1,300社以上が出展し、自社商品・食品の魅力を来場者にアピールした。

展示会には、伊藤園、マルト製菓、ワスル・ウェイ・トレーディング(Wasl Way Trading)など日本・日系企業計3社が単独でブース出展をした。カントリーパビリオンとしては、湾岸協力会議(GCC)諸国や米国、スイス、スペイン、ポーランド、ノルウェー、ブラジル、タイ、シンガポール、中国、韓国などが出展した。また、ロシア、ベトナム、ニュージランド、カナダ、ドイツ、モロッコ、チェニジアの7カ国は初出展した。サウジアラビアからは、大手食品企業のアルマライ(Almarai)、大手卸売業のGulfwestなどが出展した。

ジェトロのヒアリングによると、展示会主催者は「今回で3回目の開催。カントリーパビリオンを含め出展企業は増加傾向にある」と語った。日本・日系出展企業からは、「ドバイでの食品展示会には何度か出展しているが、サウジアラビアは初出展。多くのバイヤーから自社商品に関心を寄せており、商談につながるよう今後フォローアップしていきたい」「自社商品に関心を持ってくれるバイヤーが多数いるが、サウジアラビア人の嗜好(しこう)などを把握する必要がある」などの声が聞かれた。

会場内では、各国有名シェフによる料理のデモンストレーション「トップテーブル(Top Table)」、各国主要企業の代表者・同国政府要人らによる「サウジフードサミット(Saudi Food Summit)」などサイドイベントが多数開催された。また、会期中にストラテジック・パートナーであるサウジアラビア工業用地公団(MODON)は、民間セクターと総額3億5,000万リヤル(約137億円、1リヤル=約39円)に上る10件の産業・物流・投資協定を締結した。

写真 企業出展ブースの様子(ジェトロ撮影)

企業出展ブースの様子(ジェトロ撮影)

写真 日本食材展示の様子(ジェトロ撮影)

日本食材展示の様子(ジェトロ撮影)

写真 カントリーパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

カントリーパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

(林憲忠)

(サウジアラビア、日本)

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