食品見本市FHAで7年ぶりのジャパンパビリオン設置

(シンガポール)

シンガポール発

2025年05月02日

総合食品見本市「FHA 2025 FoodBeverage」が4811日、シンガポール・エキスポで開催された。ジェトロは、同見本市に7年ぶりにジャパンパビリオンを設置し、31社・団体が出展した。出展者は、ウニやウナギなどの水産品、イチゴ、スイーツ、果物ジュース、茶、日本酒、リキュールなどを出品した。主催者のインフォーマ・マーケッツによると、109の国・地域から約48,000人が来場した。

今回のジャパンパビリオンでは、出展企業の商品をまとめて展示するショーケースを設置し、一体感を演出した。各ブースでは、シンガポールを含む東南アジアを中心とした世界各国からのバイヤーとの商談が行われた。出展企業の1社は、「ブースを訪れたバイヤーの半数以上がマレーシアやベトナムなど、シンガポール以外のバイヤーだった。新しいビジネスに結びつけたい」と話した。会場内では、中国、韓国、台湾、マレーシア、ベトナム、ドイツ、英国など、71の国・地域・団体がパビリオンを設置した。各国・地域のパビリオンでは、シェフによるデモンストレーションや試食イベントが行われ、数多くの来場者が足を止めていた。

次回は、近年、別日程で開催されていた食品およびホスピタリティ業界向けの見本市(FHA-HoReCa)を統合し、202642124日に「FHA FOODHOSPITARITY ASIA」という名称で開催される予定だ。ホスピタリティ業界向けの見本市との統合開催については、今回の出展者からも期待の声が聞かれ、新たなビジネス機会の創出が期待される。

写真 ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

写真 ジャパンパビリオンに設置されたショーケース(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンに設置されたショーケース(ジェトロ撮影)

(中島諒士)

(シンガポール)

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