韓国最大級のグローバル採用フェア「2025グローバルタレントフェア」が開催
(韓国、日本)
ソウル発
2025年05月21日
韓国産業通商資源部および雇用労働部は5月19日から20日までの2日間、ソウル市江南区のCOEXで、韓国最大級のグローバル採用フェア「2025グローバルタレントフェア」を開催した。本イベントは、2024年(2024年9月4日記事参照)と同様、国内の求職者に対して海外企業への就職を支援する「海外就職館」、国内の外資系企業への就職を支援する「外国人投資企業採用館」、韓国在住外国人留学生の韓国企業への就職を支援する「外国人留学生採用館」の3つのプログラムで構成された。「2025グローバルタレントフェア」の参加規模について、産業通商資源部では3つのプログラム合計で企業370社以上、求職者2万人以上と予想した(5月19日付プレスリリース)。
「海外就職館」には、124社の海外企業が参加し(うち会場65社、オンライン59社)、韓国人材の獲得に向けて面接やコンサルティングを行った。日本からは、製造業やサービス業、IT企業など、国別で最多となる29社が会場に出展した。日本企業の担当者に出展の感触を聞いたところ、「非常に順調に採用活動ができている」「昨年の出展時には実際に採用までたどり着くことができたので、今年も期待している」といった前向きなコメントが寄せられた。
日系企業による出展の様子(ジェトロ撮影)
ジェトロは日本の就業環境について講演を実施
ジェトロは、イベント内で実施された就業・採用説明会「ジョブコンサート」において、日本の就業環境などについての講演を行った。講演では、参加した約40人の求職者に対して、日本で働く魅力を紹介し、日系企業が求める外国人材像を共有した。参加者からは、日系企業の年休取得状況や、インターンシップ制度、企業が設ける新卒枠の定義などに関心が寄せられた。
ジェトロ職員による講演の様子(ジェトロ撮影)
ジェトロは今後も、高度外国人材活躍推進ポータルの運営や、「ジェトロオンライン合同企業説明会」(注)を通じて、外国人材の採用を望む企業の支援に注力していく予定だ。
(注)ジェトロが主催する、国内留学生および海外の日本語学習者をターゲットにした日本最大級のジョブフェアイベント。
(橋本泰成)
(韓国、日本)
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