上海市で「Bakery China 2025」開催、ジャパンパビリオンに15社出展
(中国)
上海発
2025年05月29日
ジェトロは在上海日本総領事館と連携し、5月19~22日に上海国家会展中心で開催された見本市の第27回「Bakery China 2025」(初回は2024年5月31日記事参照)に2度目のジャパンパビリオンを出展した。
同見本市の総展示面積33万平方メートルに、約2,200社の出展があり、会期中に約40万人のバイヤーが来訪した。
ジャパンパビリオンは108平方メートルで、計15社が出展した(うち8社は初出展)。前年の出展時より展示面積が48平方メートル広くなり、出展企業数は6社増加だった。出展企業が扱う品目は、小麦粉、ハム、カレー、砂糖、抹茶粉、ユズの加工食品、植物油、調味料、食品添加物、カステラ、アイスなどで、150種類以上のベーカリー原料やスイーツ商品の試食や説明を実施し、パンのメーカー、ベーカリー、スイーツ店、ディストリビューター、小売業、ホテル、レストラン、カフェなどのバイヤーに商品をPRした。
ジャパンパビリオンの出展企業からは、「弊社の商品を訪ねたバイヤーが前年より多くなった。中国南部と東北地域から来たバイヤーと商談ができた」「以前、独自ブースで出展したことがあったが、近年は出展していなかった。これまでは深センや広州の顧客が多かったが、今回は東北地域の新規顧客を発掘した」「この展示会は弊社の商品に非常に合う。高級パンのチェーン店や、高級パンの加工工場と成約できた」といった声が寄せられた。
ジェトロは中国に進出している日系企業のベーカリー関連商品の知名度向上や、日本からの輸出拡大に向けた取り組みを引き続き実施していく。
ジャパンパビリオンの全景(ジェトロ撮影)
(左)展示台のサンプルをバイヤーに説明、(右)バイヤーとの商談(ともにジェトロ撮影)
(周佳)
(中国)
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