大統領選を1年後に控え、調査会社による投票意向結果が発表
(コロンビア)
ボゴタ発
2025年04月17日
2026年5月31日に予定されているコロンビアの次期大統領選挙まであと1年近くとなった。調査会社インバメル(INVAMER)が3月に行った調査の結果によると、投票先上位3人は、グスタボ・ボリバル社会繁栄庁(DPS)長官、ビッキー・ダビラ・週刊誌「セマナ」元編集長、セルヒオ・ファハルド元アンティオキア県知事だった。他の調査会社の報告でも順位に違いはあるものの、この3人が上位に名を連ねる結果となっている。
ボリバル氏は正式に立候補表明はしていないものの、左派の有力候補として名前が上がっている。2023年10月に実施されたボゴタ市長選にグスタボ・ペトロ大統領率いる左派連合「パクト・イストリコ」から立候補し、落選したものの、3位の得票率だった。現在はDPSの長官を務めているが、大統領選に立候補するには、選挙の1年前までに主要ポスト(注)から外れていなければならず、動向が注目されている。
ダビラ氏はこれまでジャーナリストとして活動してきた。直近は週刊誌「セマナ」編集長としてペトロ政権を厳しく批判しており、右派の有力候補とみられている。大統領選に向け、2024年11月に編集長の職を辞している。
中道派とみなされているファハルド氏は大学教授の経歴を持つほか、これまでメデジン市長(2004~2007年)、アンティオキア県知事(2012~2015年)などを務めてきた。2018年、2022年に大統領選に立候補したが、2022年は第4位の得票率だった。
(注)大臣、行政組織の長、最高裁判所判事、憲法裁判所判事、県知事、市長など。
(アンドレス・ゴンザレス)
(コロンビア)
ビジネス短信 e83b3023d21b0a0c