ジェトロ、日本語コースのあるニューデリー経営大学で日本就労の魅力発信イベント開催
(インド、日本)
知的資産部高度外国人材課
2025年04月09日
ジェトロは3月12日、インドの首都ニューデリーで、ニューデリー経営大学(NDIM)の日本語コースの学生約20人を対象に、日本の文化や言語、商習慣、就職機会について発信するイベントを行った。ジェトロはこれまでに日本企業や日本に立地する外資系企業への就職を希望する高度外国人材の日本でのキャリア機会や、インド人学生の進学・研究機会進学を紹介する「ジャパン・キャリア・プロモーション・フォーラム(インド)」(2024年7月23日記事参照)を過去3回、インド向けにオンラインで開催しており、今回は初の対面形式でのイベントとなった。
NDIMは2018年に日本語コースを設立した。在籍する学生を対象に、日本へ訪問するプログラムも提供しており、日本の教育機関や民間企業の訪問を通じて、日本での就学や就業に対する理解を深めている。NDIMに設置されている日本センターは、日本政府から旭日重光章を受章したT.K.A.ネイヤル元首相顧問が指導しており、日本企業との連携強化や、日本語コースの学生のサポートを実施している。毎年、在インド日系企業に就職する卒業生を輩出し、日系企業が学生向けの講演をするなど、日本との深いつながりを有する。現在2人の日本人教諭が在籍し、日本との窓口となっている。
今回イベントではまず、ジェトロ高度外国人材課の吉武果実職員が海外大学生に対してジェトロが提供しているサービスについて説明し、参加学生はジェトロの提供する高度外国人材関心企業情報(OFPリスト)でインド人材に興味がある会社の情報を実際に検索した。ジェトロ・ニューデリー事務所のジェニカ・カルラ所員は、日本文化やビジネスマナーについて説明した。参加した学生に日本での就職の意向を尋ねたところ、関心があると答えた学生は9割に上った。日本での就職を目指す理由として、就労環境が安定していることや、成長できる環境にあることが挙がった。
イベントの様子(ジェトロ撮影)
(吉武果実)
(インド、日本)
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