スコットランド、大阪・関西万博会場でゲーム産業の魅力をPR

(英国、日本)

企画部企画課

2025年04月23日

スコットランド自治政府は4月17日、大阪・関西万博内の英国パビリオンでスコットランドのゲーム産業を日本の業界関係者などに紹介するイベント「スコットランド・ゲーミング・ショーケース」を開催した。

「スコットランドのゲーム産業の日本との連携可能性」をテーマにしたパネルディスカッションでは、スコットランド自治政府のリチャード・ロクヘッド・ビジネス担当相が司会を務め、スコットランドのゲーム開発企業をはじめとする識者が意見を交わした。世界的人気ゲーム「マインクラフト」のゲーム専用機版の開発に関わった4Jスタジオ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますのクリス・バン・デル・カイル会長は、「デジタル技術が急速に変化する現代では、変化に対応するために国際的な分業がより重要になる」と指摘した。ゲームソフトの開発・販売でコナミデジタルエンタテインメントと協業した実績があるキールワークス外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますのメヘル・カレンデリアン最高経営責任者(CEO)は、協業を進める際は「実際に対面で会って交流することが重要」と強調した。

スコットランド国際開発庁(SDI)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、スコットランドには300社を超えるゲーム開発会社があり、6,000人以上がゲーム関連産業に従事する。人材育成にも力を入れており、コンピュータゲームに関する教育で国際的に高い評価を得ているアバーテイ大学外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますをはじめとする16の大学が人材を輩出している。政府が支援するスタートアップエコシステムのテックスケーラー外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは2025年、ゲーム分野のスタートアップの海外展開を支援するプログラムの派遣先に日本を選定外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。大きな市場を持つ日本のゲーム市場への参入やエコシステムとの連携を推進することが目的だ。

写真 パネルディスカッションの様子(ジェトロ撮影)

パネルディスカッションの様子(ジェトロ撮影)

(志牟田剛)

(英国、日本)

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