テランガナ州首相が訪日、東京で投資誘致セミナーを開催
(インド、日本)
ベンガルール発
2025年04月24日
インド南部テランガナ州のA・レバント・レディ州首相をトップとする一行が、4月16日に来日した。日本企業との個別面談を実施したほか、18日には東京都内のホテルで投資誘致セミナー「Celebrating India-Japan Partnership:Focus- Telangana」を開催した。テランガナ州からは州首相のほか、D.スリダ・バブ情報技術・電子通信・商工業・立法相(Minister for ITE&C, Industries and Commerce, and Legislative Affairs)、ジャエシュ・ランジャン特別首席次官(情報技術・電子通信・商工業担当)など、閣僚に加えて事務次官レベルも同行した。
セミナーには、レディ州首相とランジャン特別首席次官、シビ・ジョージ駐日大使が登壇し、約150人の日本企業関係者に対してテランガナ州の投資環境をアピールした。日本企業のインド進出はこれまで、デリー準州、ハリヤナ州、グジャラート州、マハーラーシュトラ州、カルナータカ州、タミル・ナドゥ州などを中心に行われてきた。今後、テランガナ州にもより多くの日本企業を呼び込むことを目的に、情報技術・電子通信、GCC(グローバル・ケーパビリティー・センター)、ライフサイエンス・製薬、データセンター、電子機器・半導体、航空宇宙・防衛、自動車・電気自動車(EV)、食品加工、繊維・アパレルなど各分野別にエコシステムの説明が行われた。
ランジャン特別首席次官は「テランガナ州は日本企業によるチャイナプラスワン、ASEANプラスワンとしての可能性を秘めている。ぜひ、投資を検討してもらいたい」と熱を込めて語った。
一行は東京の後、大阪、広島、北九州など日本各地を回り、多くの日系本企業・機関と交流を深めた。
セミナーの様子(右からジャエシュ・ランジャン特別首席次官、A・レバント・レディ州首相、シビ・ジョージ駐日大使、筆者)(ジェトロ撮影)
(水谷俊博)
(インド、日本)
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