中国、米国産原木と米国企業3社からの大豆輸入を停止
(中国、米国)
北京発
2025年03月05日
中国海関総署(中国税関)は3月4日、税関総署公告2025年第29号
で米国産原木、税関総署公告2025年30号
で米国の農業協同組合CHSなど3社からの大豆の輸入を停止すると発表した(それぞれ即日実施)。
第29号公告では、米国から輸入された米国産原木からキクイムシ、カミキリムシなどの害虫を検出したとして、有害生物の侵入を防止し、中国の農林業の生産と生態の安全を守るため、生物安全法、出入国動植物検疫法、国際植物検疫措置標準に従い、米国産原木の輸入を停止すると発表している。
第30号公告では、米国から輸入された米国産大豆から麦角菌や種子コーティング剤大豆を検出したとして、中国の消費者の健康保護と輸入食品の安全を確保するため、食品安全法、出入国穀物検査検疫監督管理弁法、WTOの衛生植物検疫措置の適用に関する協定に基づき、CHS、ルイ・ドレファス・カンパニー・グレインズ・マーチャンダイジング(LOUIS DREYFUS COMPANY GRAINS MERCHANDISING)、EGTの3社の中国向け大豆輸出の資格を停止すると発表した。
貿易統計データベースのグローバル・トレード・アトラス(GTA)によると、2024年の中国の木材輸入(注)の総額は130億2,022万ドル、そのうち米国からは15億8,904万ドル(構成比12.2%)の金額ベースで3位となっている。なお、1位はロシアで27億9,093万ドル(構成比21.4%)、2位はニュージーランドで22億5,197万ドル(構成比17.3%)だった。
(注)HS4桁ベースで「HS4403:木材(粗のものに限るものとし、皮若しくは辺材を剥いであるかないか又は粗く角にしてあるかないかを問わない)」と「HS4407:木材(縦にひき若しくは割り、平削りし又は丸剥ぎしたもので、厚さが6ミリメートルを超えるものに限るものとし、かんながけし、やすりがけし又は縦継ぎしたものであるかないかを問わない)」を抽出。文中表示桁以下は四捨五入。第29号公告では「米国産原木」とのみ記載されており、対象はこれに限らないと見られる。
(亀山達也)
(中国、米国)
ビジネス短信 af47e988317aa949

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