インド最大級の自動車展示会「バーラト・モビリティ・グローバル・エキスポ2025」が開催

(インド)

ニューデリー発

2025年02月13日

インドの首都ニューデリーで11722日、インド最大級の自動車展示会「バーラト・モビリティ・グローバル・エキスポ2025」が開催された。同展示会はインド商工省と同省傘下のEEPCインディアの共催で、17日に行われた開会式にはナレンドラ・モディ首相も出席した。ニューデリー市内および近郊の3カ所の会場で、それぞれ自動車、自動車部品、建設機械を中心とした展示が行われ、合計1,500社以上が出展したほか、現地報道によると100万人近くが来場した。

同展示会に合わせて、自動車メーカー各社が新モデルの発表・公開を行った。スズキは、同社で初となるバッテリー式電気自動車(BEV)モデル「eビターラ」を一般公開し、注目を集めた。同モデルは2025年春からマルチ・スズキのグジャラート工場で生産され、インド国内での販売のほか、日本や欧州にも輸出される予定だ。

写真 会場で一般公開された「eビターラ」(ジェトロ撮影)

会場で一般公開された「eビターラ」(ジェトロ撮影)

インドの自動車市場は、生産・国内販売・輸出ともに拡大基調にある。ピユシュ・ゴヤル商工相は開会式で、「自動車産業はインド政府が掲げるスローガンである『自立したインド』『メーク・イン・インディア』の象徴となっており、2047年までの先進国入りを目指すうえで重要な役割を果たす」と述べた。

(丸山春花)

(インド)

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