保健省、残留有害物質を含有する食品に関する草案の意見を公募

タイ保健省食品・医薬品局（FDA）は1月16日から、残留有害物質を含有する食品に関する保健省告示（注）を改正する告示「残留有害物質を含有する食品（第5版）」の草案への意見公募を行っている。締め切りは3月17日で、草案の概要は次のとおり。

• 検出される有害物質の最大残留基準値（Maximum Residue Limit：MRL値）が、本告示の付属書の付表2で定めていない場合、コーデックス委員会（Codex Alimentarius Commission,Joint FAO/WHO Food Standards Programme）の規定を超えないものとする。コーデックス委員会の規定に定められていない場合は、ASEAN MRLの規定を超えないものとする。
• 外因性最大残留基準値（Extraneous Maximum Residue Limit：EMRL値）が検出されないこと。ただし、本告示の付属書の付表4で規定される場合を除く。付表4以外の場合、コーデックス委員会の規定を超えないものとする。コーデックス委員会の規定に定められていない場合は、ASEAN EMRLの規定を超えないものとする。
• 現行の付表2のMRL値を改定し、草案の内容に置き換える。
• 現行の付表3の動植物に関する一律基準(default limit)を改定し、草案の内容に置き換える。
• 現行の付表4のEMRL値を改定し、草案の内容に置き換える。
• 本告示は、官報に掲載された翌日から施行となる。

（注）残留有害物質を含有する食品に関する保健省告示はこれまで、保健省告示387号「残留有害物質を含有する食品」（英語仮訳、日本語仮訳(943KB)）、同393号「残留有害物質を含有する食品（第2版）」（英語仮訳）、同419号「残留有害物質を含有する食品（第3版）」（英語仮訳、日本語仮訳(439KB)）、同449号「残留有害物質を含有する食品（第4版）」（英語仮訳、日本語仮訳(189KB)）の4本が施行されている。

（須田善也、ウォンパタラクン・ヤーダー）