韓国、2024年の出生数が9年ぶりに増加

(韓国)

ソウル発

2025年01月09日

韓国行政安全部は1月3日、2024年の韓国の出生数が前年(23万5,039人)より7,295人多い24万2,334人だったと発表した。年間出生数が前年を上回ったのは9年ぶり。

同部はさらに、住民登録に基づく2024年の総人口が5,121万7,221人で、5年連続で減少したと発表した。年齢階層別構成比では、50代が17.00%と最も多く、次いで60代(15.27%)、40代(15.08%)、70代以上(12.94%)、30代(12.93%)、20代(11.63%)、10代(9.02%)、10代未満(6.13%)の順だった。高齢者と定義される65歳以上の人口は前年比52万6,371人増の1,025万6,782人で、総人口の20%を超えた。

金敏在(キム・ミンジェ)行政安全部次官補は「韓国は5年連続で人口が減少したが、9年ぶりに出生数が増加し、ポジティブな変化の兆しがみられる」とし、「出生数の増加基調を維持できるよう、各関係部庁が協力して子育て環境を改善し、多角的な支援策を持続的に打ち出していく必要がある」と語った。

(橋本泰成)

(韓国)

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