ペートンタン首相、国家半導体・先端電子工学政策委員会を設置
(タイ)
バンコク発
2024年11月05日
タイのペートンタン・チナワット首相は10月24日、「首相命令第379/2567号」に基づき、国家半導体・先端電子工学政策委員会を設置した。
同委員会では、ペートンタン首相が委員長、ピチャイ・チュンハバジラ副首相兼財務相が副委員長を務める。委員には外相や高等教育・科学技術相、デジタル経済社会相、エネルギー相、工業相、国家経済社会開発委員会(NESDC)事務局長、タイ工業連盟(FTI)会長など官民の代表者らが就任し、タイ投資委員会(BOI)長官が同委員会の委員と書記を務める。
BOIによる10月25日の発表によると、同委員会は半導体や先端電子工学産業の開発に関する政策の方向性と目的を設定し、投資誘致のための優遇措置や、高等教育と職業教育での高度人材開発、サプライチェーンの構築と開発、同産業発展を推進する環境の開発など、包括的なロードマップを作成する。さらに、同委員会は将来的にタイを半導体の地域ハブ拠点にするために、産業育成に関する政府の計画やプロジェクトを検討する役割も担う。
(ピンラウィー・シリサップ、藤田豊)
(タイ)
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