米大統領選、中西部の激戦州ミシガン州、ウィスコンシン州でトランプ氏勝利
(米国)
シカゴ発
2024年11月07日
米国大統領選挙が11月5日に行われ、翌6日には共和党のドナルド・トランプ前大統領の勝利が確実になった。激戦州の中西部ミシガン州、ウィスコンシン州でも、トランプ氏が勝利した。
AP通信によると、ミシガン州では、開票率99%時点で、トランプ氏の得票率が49.7%で、選挙人を15人獲得した。同州でのカマラ・ハリス副大統領の得票率は48.3%だった。ウィスコンシン州では、開票率99%時点で、トランプ氏の得票率が49.7%となり、選挙人10人を獲得した。同州でのハリス氏の得票率は48.8%だった。ミシガン州デトロイト周辺、グランドラピッズ、ウィスコンシン州のミルウォーキー、マディソンなどの都市部では、ハリス氏が優勢だったが、地方ではトランプ氏優勢だった。
多くの州で採用する、州全体で勝利した候補が州の選挙人を総取りする選挙人制度とは異なり、中西部ネブラスカ州では、5人の選挙人を獲得票数に応じて配分する。選挙人2人が州全体の勝者に、残りの3人は3つの下院議員選挙区でのそれぞれの勝者が獲得することになっている。よって、トランプ氏が州全体での勝者(得票率60.2%)として2人、同州の下院選挙区に応じた2つの選挙区での勝者の2人を獲得し、合計4人の選挙人を獲得した。ハリス氏は都市部のオマハを含む1つの下院選挙区で勝者となり、選挙人1人を獲得した。
ジェトロの特集ページ「2024年米国大統領選挙結果と各国・地域の反応」では、大統領選の結果状況と各国の反応に関する最新動向を随時紹介している。
(星野香織)
(米国)
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