「未来革新技術博覧会」が開催、ジェトロはブース初出展

(韓国)

ソウル発

2024年10月29日

韓国の大邱広域市(注)は10月23日から26日にかけて、市内の展示コンベンションセンター(エクスコ)で、未来モビリティー、ロボット、人工知能(AI)などの最新技術を紹介する「未来革新技術博覧会」を開催した。この博覧会は「未来モビリティーエキスポ」「ICT(情報通信技術)融合エキスポ」「大邱国際ロボット産業展」「スタートアップアリーナ」の4つのイベントで構成し、関連メーカーや研究院、大学など460余りの団体がブースを出展した。

写真 「未来革新技術博覧会」の会場(ジェトロ撮影)

「未来革新技術博覧会」の会場(ジェトロ撮影)

電気自動車(EV)や都市型航空交通(UAM)で注目される「未来モビリティーエキスポ」では、韓国完成車大手の現代自動車や起亜、米国EVメーカーのテスラなどの世界的な企業のほか、大邱市周辺地域の大学も出展し、最新の技術・製品を紹介した。

写真 会場内に設置された起亜のブース(ジェトロ撮影)

会場内に設置された起亜のブース(ジェトロ撮影)

「未来革新技術博覧会」では、関連技術・製品の展示会のほか、技術セミナーをはじめとしたカンファレンスや、輸出相談会などを含んだビジネスプログラムが進行した。会場の外では、EVと電気二輪車の試乗会が開催され、来場客の注目を集めた。

ジェトロは同博覧会に初めてブースを出展し、ジェトロの事業紹介や投資誘致案件の相談、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の広報、日本のスタートアップ企業の紹介などを行った。ジェトロは今後も韓国での関連イベントへのブース出展を継続し、対日投資誘致やイノベーション創出に注力する予定だ。

写真 会場内のジェトロブース(ジェトロ撮影)

会場内のジェトロブース(ジェトロ撮影)

(注)韓国南東部に位置する広域市。人口は約240万人で、ソウル特別市、釜山広域市、仁川広域市に次ぐ4番目に大きな都市。

(橋本泰成)

(韓国)

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