中国、短期ビザ申請の指紋採取を2025年末まで免除
(中国)
北京発
2024年09月05日
在日中国大使館は8月30日、180日以内の訪中短期ビザ(シングルまたはダブルビザ)について、2024年9月2日から2025年12月31日まで指紋採取を免除するとの通知を発表した(注)。9月2日には中国ビザ申請センターが、在外ビザ申請機関における同申請について、同期間の指紋採取を免除すると発表している。
在日中国大使館では、2023年8月9日にはM(商業・貿易)、L(観光)、Q2(親族訪問)、G(トランジット)、C(乗務員)の各ビザについて、2023年12月31日まで生体認証データ(手指10本すべての指紋)の採取を免除すると発表(2023年8月10日記事参照)、12月19日には同措置を2024年12月31日まで延長するとしていた(2023年12月21日記事参照)。今回の措置では、対象は180日以内の訪中短期ビザとされているのみで、詳細なビザの種類については記されていない。
中国について、日本人の15日以内の訪中ビザ免除は2020年3月31日から停止されている。在中国日系企業などで構成する中国日本商会は「中国経済と日本企業2024年白書」(2024年7月11日記事参照)などでビザ免除措置の再開を要望している。
(注)通知は9月4日時点で、大使館ウェブサイトの中国語ページにのみ掲載されている。
(河野円洋)
(中国)
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