日本特許庁とカザフスタン知財庁、知的財産権のセミナー開催
(カザフスタン、日本)
ニューデリー発
2024年06月21日
日本の特許庁(JPO)とカザフスタン知財庁(QAZPATENT)は5月28~29日、カザフスタンの首都アスタナで知的財産権に関する職員向けセミナーを開催した。JPOとQAZPATENTとの間で署名した「知的財産分野に関する協力覚書」に基づく取り組みとして実施した。
セミナーには、JPOから国際協力課長、特許審査官、商標審査官、QAZPATENTからエルボル・オスパノフ長官をはじめとして、特許や商標の各部門長、法務省、財務省、内務省の知的財産関連の担当者がそれぞれ登壇した。カザフスタンの各関係機関の職員約100人が出席した。
初日にはまず、両国の各庁が商標や特許の審査実務について説明し、活発な意見交換が行われた。2日目には模倣品対策に関する情報共有と意見交換が行われた。JPOが模倣品対策の一環で制作した啓発動画を上映し、QAZPATENT側からは「非常に興味深く、参考になる」との反応があった。セミナー終了時、JPOとQAZPATENTが今後もこのようなイベント開催を通じて連携していくことを確認した。
セミナーの登壇者(左列が日本側、右列がカザフスタン側、ジェトロ撮影)
(ジェニカ・カルラ、渡部博樹)
(カザフスタン、日本)
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