アンドラ・プラデシュ州、インド議会下院総選挙と州議会議員選の投票実施

(インド)

チェンナイ発

2024年05月23日

インド南部のアンドラ・プラデシュ(AP)州で513日、インド議会下院総選挙(2024年3月21日記事参照)と州議会議員選挙(2023年11月1地域分析レポート参照)の投票(いずれも64日開票予定)が行われた。同州は2024年の総選挙で連邦下院と州議会選挙が同時に行われる4州(注1)のうちの1つだ。

写真 投票所で順番を待つAP州の有権者(ジェトロ撮影)

投票所で順番を待つAP州の有権者(ジェトロ撮影)

前回2019年の選挙では、AP州の現与党・YSRコングレス党(YSRCP)が連邦下院、州議会ともに圧勝した。連邦下院では選挙区の全25議席のうち22議席、州議会でも175議席のうち151議席を獲得した。

前回の同日投票では、テルグ・デーサム党(TDP)、ジャナ・セナ党(JSP)、中央政府与党のインド人民党(BJP)の3党はそれぞれ単独で選挙に臨み、YSRCPに敗れていた。一方、今回の選挙ではTDP、JSP、BJPの3党が選挙協力を行い、国民民主同盟(NDA、注2)を形成している。この同盟が発表された直後のAP州の世論調査では、連邦下院選挙でNDAは18議席、YSRCPは7議席を獲得、得票率はNDAが50%、YSRCPが41%、その他が9%を獲得することが予測されていた(「News18」3月14日)。

(注1)アンドラ・プラデシュ州、アルナーチャル・プラデシュ州、オディシャ州、シッキム州の4州。

(注2)NDAは、BJPが主導するインド全土の政党連合。

(浜崎翔太、ビラバブ・ビーラ)

(インド)

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