ジェトロ、「香港国際医療&ヘルスケア・フェア」に初出展

(香港)

香港発

2024年05月23日

香港貿易発展局(HKTDC)と香港医療・健康機器産業協会(HKMHDIA)は、医療・ヘルスケアに関する製品やサービスにフォーカスしたBtoB向け展示会の第15回「香港国際医療&ヘルスケア・フェア外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」をハイブリッド形式で開催した。オフライン(リアル)では、香港コンベンション・エキシビションセンター(HKCEC)で5月16日から18日まで開催、オンラインでは、「Click2Match外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」というビジネスマッチングプラットフォームを用いて、5月9日から25日まで開催されている。

また、同展示会と併催された第4回「アジア・グローバルヘルス・サミット(ASGH)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」には、世界各地のヘルスケア産業から80人を超える専門家や研究者、医療関係者、ビジネスリーダー、投資家などが集まり、ヘルスケア産業に関する多様な課題について議論を交わした。

HKTDCによると、今回の「香港国際医療&ヘルスケア・フェア」では、「スマートヘルス体験を促進させるイノベーション」をテーマに掲げ、合計300社以上の出展者がバイオテクノロジー、病院設備、リハビリテーション・高齢者ケア、健康・フィットネスに関する最新の製品やサービスを展示し、3日間の開催期間中に合計60カ国・地域から1万2,000人以上のバイヤーが集まった。

ジェトロは、医療・ヘルスケア分野の海外展開支援事業の一環として、初めて同展示会に出展し、海外バイヤー向けのBtoBオンラインカタログサイト「Japan Street」の広報ブースを設け、来訪者に同サイトへの登録依頼を実施し、訪れた海外バイヤーが医療・ヘルスケア分野で日本のサプライヤーに求めるニーズをヒアリングした。

ジェトロのブースには、香港以外にも、中国本土や韓国、フィリピン、米国など各国・地域のバイヤーが来訪した。来訪者からは、「日本の医療機器の品質は、他国の同じ製品と比較しても高く、医療関係者からも高い評価を得ている」「歯ブラシ1つにしても、日本製は毛先の素材と形状の種類が豊富にあるため、香港市場へ導入したい」との声が聞かれた。

写真 ジェトロブースの様子(ジェトロ撮影)

ジェトロブースの様子(ジェトロ撮影)

(大野豪太)

(香港)

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