2023年の再エネ発電容量はアフリカで4.6%増の62GW、中東で16.6%増の36GW

(アフリカ、中東、世界)

調査部中東アフリカ課

2024年04月17日

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)が3月27日に公表した報告書「2024年再生可能エネルギー統計外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」によると、2023年末時点の世界の再生可能エネルギー(以下、再エネ)の発電容量は、前年比13.9%増の3,870ギガワット(GW)だった。世界の総発電容量に占める再エネの割合は、2022年は40.4%だったが、2023年には43.2%まで上昇した。

アフリカでの再エネ発電容量は、前年比4.6%増の62GWで世界シェアは1.6%となった。また、中東は16.6%増の36GWで、世界シェアは0.9%だった。

アフリカの国別の再エネの発電容量では、南アフリカ共和国〔1万623メガワット(MW)〕、エジプト(6,709MW)、エチオピア(5,545MW)、モロッコ(4,105MW)、アンゴラ(4,091MW)の順に多かった。

中東の国別の再エネの発電容量では、イラン(1万2,653MW)、アラブ首長国連邦(UAE)(6,052MW)、イスラエル(4,872MW)、サウジアラビア(2,689MW)、イラク(1,599MW)の順だった。

2023年の分野別の再エネ発電容量の増加をみると、世界全体では、太陽光が346GW、風力が116GW、水力が7GWとなった。なお、地熱発電の2023年の増加容量では、インドネシアの58MW増が首位で、ケニアが35MW増で2位となった。

アフリカの2023年の発電源別容量は次のとおり。

  • 化石燃料:188.7GW(前年比1.0%増)
  • 水力:37.1GW(前年比2.8%増)
  • 太陽光:13.5GW(前年比6.1%増)
  • 風力:8.7GW(前年比11.7%増)
  • 揚水式水力:3.2GW(前年比同水準)

中東での2023年の発電源別容量は次のとおり。

  • 化石燃料:318.0GW(前年比3.7%増)
  • 太陽光:18.5GW(前年比32.6%増)
  • 水力:15.0GW(前年比1.2%増)
  • 原子力:5.2GW(前年比36.6%増)
  • 風力:1.9GW(前年比19.6%増)

同報告書では、国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)で合意された、2030年までに再生可能エネルギー発電容量を世界全体で3倍の11テラワット(TW)にするとの目標の達成(2024年2月5日付地域・分析レポート参照)には、さらなる措置が必要としている。

(井澤壌士)

(アフリカ、中東、世界)

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