上海ペット専門展示会「2024TOPS」、ジャパンブースが大盛況

(中国)

上海発

2024年04月30日

中国・上海市の上海世博展覧館で2024年4月11~14日、ペット用品の展示会「上海它博会 The One Pet Show」(略称:TOPS)が開催された。

ジェトロは前年の初出展に続き(2023年5月18日記事参照)、今回もジャパンブースを設置して、日本のペット関連企業22社(リアル出展15社、オンライン出展7社)を取りまとめて出展した。参加企業は全て、ジェトロの「China Japan Street」に登録のある企業だ。ペット用おもちゃ、消臭・消毒剤、トイレタリー商品、口腔(こうくう)ケア製品、機能性表示食品(タイ製の日本ブランド)などをメインに展示した。4日間にわたって、商談件数および見込み件数を含む成約件数は、2023年の2倍以上の成果を得た(注)。

写真 ジャパンブースの様子(ジェトロ撮影)

ジャパンブースの様子(ジェトロ撮影)

参加企業からは、「予想以上の来場があった。自社商品を宣伝・PRする良い機会になった」「体験を通して、消費者の生の声を聞けて、今後の商品設計・改善に役に立った」「数社から商品取引の依頼を受けた。予想以上の出展効果があり、中国のペット市場の熱気を感じた」といったコメントがあった。

主催者である上海它布斯展覧(Shanghai Tabus Exhibition)の卞聡艶総監は「今回の展示会では、専門バイヤーの来場者数は6万2,343人、一般消費者は15万7,758人と、ともに前年比20%以上増加した。日本産ペットフードは中国の輸入制限はあるものの、中国のペット市場の成長に伴って、より多くの海外企業・ブランドの中国市場進出を期待している」と語った。

2025年は5月8~11日に開催の予定。出展企業の規模拡大により、上海市で最大規模の展示会場「国家会展中心(上海)」を使用する計画だ。主催者の上海它布斯展覧はこのようなペット関連の展示会以外にも、一般市民向けのBtoCイベント(TABO Chill它博集外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を上海市、成都市、杭州市、北京市で行う予定だ。

(注)商談件数は529件、成約件数(見込みを含む)は153件。

(徐暁蕾)

(中国)

ビジネス短信 3dbcfc2e95d4a1ae