カナダ、大阪・関西万博のパビリオン起工式を実施
(カナダ、日本)
調査部米州課
2024年03月25日
カナダ政府は3月22日、2025年の大阪・関西万博に出展するパビリオン(以下「カナダ館」)の起工式を行ったと発表した。発表はカナダ政府が運営するX(旧Twitter)の公式アカウントで行われた。また、続く3月23日には、地鎮祭も行ったと、X公式アカウント上で発表
された。カナダ政府は2023年7月18日に、在日カナダ大使館において開催された公式参加契約調印式で、公式参加契約を結んでいる。
万博公式サイトによると、今回起工式が執り行われたカナダ館は「再生」をコンセプトとし、春の訪れとともに凍った川が溶ける様子など、カナダの季節の自然のサイクルを取り入れている。氷に覆われた外観とは対照的に、館内ではカナダの暖かさや開放性、前向きな姿勢などが表現され、来館者はカナダの創造性、多様性、持続可能な社会に関する取り組みを体験できるとしている。また、内部にはダイナミックな展示が用意され、カナダを横断する川の流れをたどることができるとしている。
なお、カナダ政府は加日関係について説明した政府公式ページで、アニメや音楽などによる交流や、25の友好協会と71の姉妹都市の存在、ラグビーワールドカップやオリンピック・パラリンピックによるスポーツ外交など、カナダと日本の文化的な結びつきを強調した上で、「2025年大阪万博へのカナダの参加は、カナダ館の展示内容、貿易やPRイベント、その他の特別訪問や文化的パフォーマンスを通じ、経済的、文化的、人と人との結びつきを強化する新たな機会となる」としている。
(谷本皓哉)
(カナダ、日本)
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