ドイツ・ハンブルクでホスピタリティ・レストラン業界専門見本市「インターノルガ」が開催

(ドイツ)

ベルリン発

2024年03月18日

ドイツ北部ハンブルクで、20243812日の5日間にわたり、ホスピタリティ・レストラン業界専門見本市「インターノルガ(INTERNORGA外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」が開催された。30カ国から1,200の企業などが出展し、鉄道や空港のストライキが重なったにもかかわらず、8万人の来場があった。

写真 インターノルガ会場の様子(ジェトロ撮影)

インターノルガ会場の様子(ジェトロ撮影)

会場内の「ニューカマーズ・エリア外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」には、新製品を紹介する新進気鋭のスタートアップが集結。近年のトレンドやニーズに応えるべく、宅配サービス用のプラスチックフリーで持続可能性の高い容器や、発酵豆類をはじめとするビーガン食材、コーヒーかすとオレンジの皮から作られた持続可能な蒸留酒など、ユニークな新製品が紹介されていた。また2023年に続き、ホスピタリティ業界における人工知能(AI)活用に焦点を当てたエリア「AIセンター」も設置された。

また革新性、責任ある企業ポリシー、持続可能性の高い活動を行う企業を表彰する「インターノルガ・フューチャー・アワード2024(INTERNORGA Future Award 2024外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」が開催され、「食品・飲料」部門でスウェーデンの「OMG Plant Based Food AB外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」の「Oh Mungood」シリーズが受賞した。同シリーズは緑豆をメインにした植物性代替食で、グルテン、乳糖、大豆、添加物フリーおよびオーガニック認証農家で生産された原材料のみを使用し、タンパク質が豊富な商品を展開している。

写真 「AIセンター」のブースの様子(ジェトロ撮影)

「AIセンター」のブースの様子(ジェトロ撮影)

2024年は植物性、健康志向の食材、持続可能性といったトピックが焦点となっており、見本市のいたる場所で時代のニーズに基づいたソリューションや商品開発のトレンドが紹介されていた。

次回のインターノルガは、2025年3月14~18日にハンブルクで開催の予定。

(佐藤由美子、西村明子)

(ドイツ)

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