本の祭典「ボイメラ」が開催

(バングラデシュ)

ダッカ発

2024年02月08日

バングラデシュでは、同国最大の本の祭典「アマール・エクシェイ・ボイメラ(Amar Ekushey Boi Mela、通称:ボイメラ)が2月1日から2月29日にかけて開催されている。ボイメラは、政府機関のバングラ・アカデミー(Bangla Academy、注1)が、ダッカ市内(注2)で例年2月に開催する重要行事の1つで(2022年3月4日記事参照)、例年大きなにぎわいをみせると同時に、会期中は同国のナショナリズムが高まる期間でもあるため、会場周辺の治安情勢の変化には注意する必要がある。

1月30日にダッカで行われた本祭典の記者発表によると、2024年のボイメラには635の企業・団体がブース出展し、平日(日曜~木曜)は午後3時~9時、休日(金曜、土曜)は午前11時から午後9時まで開催される(「ダッカ・トリビューン」紙1月31日)。こうした中、書籍販売の地場系eコマース「ロコマリドットコム(Rokomari.com、2023年6月9日記事参照)」は2月1日からボイメラに合わせ、販売する全ての書籍を対象に25%割引キャンペーンを実施しており、モバイルファイナンスサービス(MFS)で支払う場合、さらに3%割引で購入可能としている。ボイメラには日本の出版関連企業も出店予定で、同国における書籍やコンテンツ分野のビジネス動向にも、引き続き注目が集まる。

(注1)バングラデシュのベンガル語政策を策定・実施する文化省傘下の研究機関。

(注2)バングラ・アカデミーの敷地内および隣接するスラワルディ公園。

(山田和則)

(バングラデシュ)

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