12月の輸出額は2023/2024年度最高額を記録

(バングラデシュ)

ダッカ発

2024年01月19日

バングラデシュ輸出振興庁(EPB)が1月に発表した輸出統計外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、2023年12月単月の輸出額は53億809万ドルで、2023/2024年度(2023年7月~2024年6月)の最高額を更新(前月比10.9%増)した。同年度の輸出額は10月以降、主力の衣料品を中心に前年同月比ではマイナスに転じており、特に布帛(ふはく)類(HSコード第62類)が低調だったところ(2023年12月11日記事参照)、12月は回復基調にあり、12月単月では前年同月比1.1%減となった。同年度上半期(7~12月)の総計は275億4,037万ドルで、過去最高額を記録した前年度の上半期(273億1,126万ドル)より0.8%増となっている(添付資料表1参照)。

国別輸出統計は主要品目別統計から遅れて発表されるため、2023/2024年度の同統計は11月までのみ公開されている。日本向け輸出は前年同期比7.1%増の約7億8,000万ドル(輸出額全体の3.5%)で、主要国別では英国(14.0%増)、スペイン(9.1%増)に次いで高い伸び率だった。一方、バングラデシュの最大輸出相手国の米国向け(9.2%減)は、前年比で減少傾向が続いている。その他、ドイツ(15.7%減)、インド(14.6%減)の減少幅も広がりつつある(添付資料表2参照)。

ダッカ日本商工会で2021/2022年度に繊維部会長を務めた、小山博之帝人フロンティア・ダッカ事務所長は「一年を通じて生産現場が最も繁忙期となる時期に重なった総選挙(2024年1月9日記事参照)が大きな混乱なく終わり、当社の日常業務に大きな影響も出ず、取引先の各縫製工場でも計画どおりに量産進捗していることに、まずは安堵(あんど)している。1月後半から出張者も再開となり、直接的(同社ダッカ事務所ハンドリング)・間接的(中華系ローカル縫製工場ハンドリング)に次シーズン新規オーダーへの各種対応が活発に動いており、2024年はよいスタートが切れた。南東部チョットグラム地区での生産基盤拡充にも引き続き注力していく」と話す(ジェトロ取材:2024年1月17日)。

(山田和則)

(バングラデシュ)

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