Snow Peak、上海市で初となるフランチャイズを展開
(中国)
上海発
2024年01月25日
大手キャンプ用品メーカーのスノーピーク(Snow Peak)は2023年12月23日、中国・上海初のフランチャイズとなる上海環宇城MAX店を正式にオープンした。キャンプ用品の定番商品であるテント、テーブル、チェアのほか、製品ラインアップを充実させ、たき火台、調理器具、ファッション、アクセサリーアイテムなども販売する。
Snow Peak中国の微信(WECHAT)公式アカウントによると、同社は2023年12月31日時点で、中国国内において北京市、杭州市、麗江市、寧波市、鄭州市などの14都市に28のフランチャイズを展開している。2022年10月に中国での初拠点を北京で設立したが、約1年という短期間で積極的に店舗を展開していることがうかがえる。
また、2023年11月に開催された第6回「中国国際輸入博覧会(CIIE)」(2023年11月8日記事参照)で、Snow Peakはジェトロが設けたジャパンパビリオンに出展し、商品の展示およびコーヒーの提供を行った。来場者からは「以前からSnow Peakの商品を愛用している。これまでは日本から購入していたが、中国でもこれらの商品をオンラインなどで購入できると知った。とても便利だと思う」とのコメントがあった。会場では、同社のオンライン店舗で気に入った商品を購入する来場者もいた。新華網(2023年11月2日付)は、中国のアウトドア・スポーツ市場は著しい成長を遂げていると報じた。
中国国家発展改革委員会など複数の政府部門が2023年10月に発表した通知によると、2025年までにアウトドア・スポーツ産業の市場規模を3兆元(約60兆円、1元=約20円)まで拡大することが明記されている。中国進出している日本のアウトドア用品メーカーにとって、好機といえる。
(張俊俊)
(中国)
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