1月から2月にかけて複数の国際航空会社がテルアビブ便を再開予定

(イスラエル、ルーマニア、オーストリア、ドイツ、スイス、ギリシャ、キプロス、ブルガリア、ポーランド、オランダ、スペイン、米国、イタリア、英国、アラブ首長国連邦、ウズベキスタン、中国、モルドバ、ロシア、日本)

テルアビブ発

2024年01月09日

1月から2月にかけて、複数の国際航空会社がテルアビブ便の運航再開を予定している。1月1日からルーマニアのタロム航空、8日からルフトハンザグループのオーストリア航空、ルフトハンザドイツ航空、スイス・インターナショナル・エアラインズが運航を再開した(2023年12月18日記事参照)。

ギリシャのエーゲ航空は1月11日からテルアビブ便の運航を再開予定、キプロスのタス・エアウェイズとブルガリア航空が1月25日、ポーランドのLOTポーランド航空が1月27日、オランダのトランサビアとギリシャのブルーバード航空は2月1日、スペインのブエリング航空は2月5日にそれぞれ再開を予定している。

米国のユナイテッド航空、イタリアのITAエアウェイズ、スペインのエア・ヨーロッパ、英国のブリティッシュエアウェイズは2月1日以降の予約を受け付けている。

エルアル航空、3月から日本直行便再開予定

イスラエルのエルアル航空は1月7日、成田への直行便を3月6日に再開する計画を発表した。コマーシャル・アビエーション関係担当バイスプレジデントのシュロミ・ザファラニ氏によると、この決定はイスラエル人の観光ニーズの高まりと、日本との広範な協力関係を維持し続けているビジネス部門の継続を考慮したものだという(「ザ・マーカー」1月7日)。エルアル航空は2023年11月から日本行き直行便の運航を停止している(2023年10月27日記事参照)。

10月7日のハマスによるイスラエル攻撃以降、ほとんどの外国航空会社がイスラエル発着便の運航を停止している。運航を継続しているのは、イスラエルのエルアル航空、イズレール航空、アルキア・イスラエル航空のほか、アラブ首長国連邦(UAE)のエティハド航空とフライドバイ、ウズベキスタン航空、中国の海南航空、モルドバのフライワン、ロシアのアジムト航空とレッドウィングス航空などに限られている。

イスラエル中央統計局が1月4日に発表した外国人旅行者統計によると、2023年の航空便を利用したイスラエルへの外国人旅行者数は268万人で、前年比9.4%増だったが、2023年第4四半期(10~12月)は16万人にとどまり、前年同期比80.6%減だった。2023年の日本人旅行者数は1万人で、航空便利用が8,500人、陸路が1,500人だった。

イスラエルとハマスの衝突の詳細についてはジェトロの特集を参照。

(アンナ・ジュコブ、中溝丘)

(イスラエル、ルーマニア、オーストリア、ドイツ、スイス、ギリシャ、キプロス、ブルガリア、ポーランド、オランダ、スペイン、米国、イタリア、英国、アラブ首長国連邦、ウズベキスタン、中国、モルドバ、ロシア、日本)

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