イラン暦1402年(西暦2023年度)第2四半期の名目GDPは前年同期比7.1%増

(イラン)

テヘラン発

2023年12月08日

イラン統計センターは11月27日外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、イラン暦1402年第2四半期(西暦2023年6月22日~9月22日)の経済レポートを発表し、石油部門を含めた名目GDPは前年同期比7.1%増の2,190兆リアル〔約44億ドル、1ドル=約50万リアル(注)〕、非石油部門は4.2%増の1,850兆リアルとした。

分野別にみると、産業・鉱山分野の名目GDPは前年同期比8.7%増、そのうち石油・天然ガス抽出が25.6%増と高い成長率を記録した。次いで、サービス分野が7.5%増だった。一方、農業分野は3.2%減のマイナス成長となった。

GDPに占める構成比は、サービス分野が54.2%、産業・鉱山分野は38.6%(そのうち石油・天然ガス抽出は15.5%、非石油産業・鉱山分野23.1%)、農業分野が7.0%だった。

なお、IMFは2023年10月に発表した「世界経済見通し(改定版)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」で、イランの2023年の実質GDP成長率を3.0%と推計した。2024年は同2.5%の予測と発表している。

(注)12月7日時点の市場レート。

(マティン・バリネジャド)

(イラン)

ビジネス短信 ccc3289948c7c6af