ナラヤンゴンジ市で桜の植樹式を開催、今後は人材交流も

(バングラデシュ)

ダッカ発

2023年12月05日

徳島県鳴門市と友好都市協定を締結したナラヤンゴンジ市において11月28日、バングラデシュでは初となる桜の植樹式が行われた。友好都市協定は、両市の教育、経済、人材面における交流をより一層推進することを目的とし、2023年3月28日に締結された。本植樹式は、同協定に基づいた文化交流の一環(2023年4月6日記事参照)だ。

桜の植樹式はナラヤンゴンジ市役所庁舎内で行われ、同市のサリマ・ハリット・アイビー市長、岩間公典駐バングラデシュ日本大使、徳島県鳴門市の小泉憲司政策監のほか、狩野哲郎ダッカ日本商工会会長(伊藤忠商事ダッカ事務所長)、平栗厚ダッカ日本人会会長(双日ダッカ事務所長)、在ナラヤンゴンジ市の日本企業代表者らども参加した。バングラデシュにおける桜の植樹式は初めてで、今回、バングラデシュの気候に対応できる可能性がある3種の桜が選定され、日本から直接輸入された。

植樹式に合わせて、徳島県鳴門市の企業も訪問し、ナラヤンゴンジ市から技能実習生として派遣する10人の採用が決定した。友好都市協定を受け、同市には日本語学校が設立され、日本語の教育も行われている(2023年8月10日記事参照)。これを機に、今後は人材交流も本格化することが期待される。

写真 ナラヤンゴンジ市庁舎内の桜の植樹式の様子(ジェトロ撮影)

ナラヤンゴンジ市庁舎内の桜の植樹式の様子(ジェトロ撮影)

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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