日韓ハイレベル経済協議、約8年ぶりに開催

第15回日韓ハイレベル経済協議が12月21日、ソウルの外交部庁舎で開催された。日本側は小野啓一外務省外務審議官、韓国側は姜在権（カン・ジェグォン）外交部経済外交調整官が首席代表を務め、両国の関係省庁による代表団が参加した。

日韓ハイレベル経済協議は、1999年から定期的に両国交互で開催されてきた包括的経済協力対話。前回（第14回）は2016年1月12日に東京で開催されており、今回は約8年ぶりの開催となった。

今回の協議では、両国の経済協力の現状を点検し、サプライチェーンの安定化など経済安全保障政策の協力や、核心技術やエネルギー分野などでの経済協力、WTOやAPECなど地域・多国間協力といった両国の関心事について幅広く議論を行った。さらに、共同の利益を追求するパートナーとして、最近の日韓関係改善の動きが経済分野での具体的な協力や経済安全保障面での協力につながるよう、双方が努力することとした。

（橋爪直輝）