日本人観光客などのビザ費用免除制度を発効

(スリランカ)

コロンボ発

2023年11月30日

スリランカの移民局は11月27日、日本、中国、インド、ロシア、タイ、インドネシア、マレーシアからの観光客に対して、2024年3月31日までビザ(査証)を無料にする制度を発効したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。従来どおり、スリランカへの渡航前の電子渡航認証(ETA)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによる査証の申請は必要。日本を含む7カ国からの観光ビザの無料化は10月23日に閣議決定され(2023年10月27日記事参照)、実施に向けて政府当局内で準備が進められていた。

同制度の概要は次のとおり。

  • 外交旅券、公用旅券、公務旅券、サービス旅券、一般旅券を所持する上記対象7カ国の国民は、本制度の下でビザ費用の免除を享受する資格がある。
  • 対象国の国民は、スリランカ到着前に電子渡航認証(ETA)を申請しなければならない。
  • この費用免除制度のビザ有効期間は30日間で、スリランカへの最初の到着日から30日以内であれば再入国(ダブル・エントリー)を認める。ビザ費用免除は2024年3月31日に終了する。2024年3月31日を過ぎてビザが期限を迎えた場合、移民局またはオンラインでビザの延長を申請できる。本ビザ費用免除制度を利用するためには、2024年3月31日までにスリランカに到着する必要がある。
  • (例1)本制度でETAを申請し、2024年3月1日にスリランカに到着した場合、2024年3月31日まで30日間の無料ビザが発給される。スリランカ到着日以降30日以内に限り、ダブル・エントリーを認めるが、延長は認めない。
  • (例2)本制度でETAを申請し、2024年3月5日にスリランカに到着した場合、2024年4月4日まで30日間の無料ビザが発給される。スリランカ到着日以降30日以内はダブル・エントリーを認める。さらにビザの延長を希望する場合、有料で延長を認める。

(大井裕貴)

(スリランカ)

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