本格焼酎&泡盛の日に香港で焼酎・泡盛フェスティバルを開催

(香港、日本)

香港発

2023年11月13日

香港日本産食品等輸入拡大協議会の「焼酎・泡盛分科会」(2022年7月15日記事参照、注)は11月1日、香港内のバーテンダーやミクソロジスト、ソムリエ、飲食店関係者らを招待して「本格焼酎&泡盛の日フェスティバル2023」を開催した。なお、開催日の11月1日は日本酒造組合中央会が制定した「本格焼酎&泡盛の日」。

当日は、岡田健一駐香港総領事や日本酒造組合中央会の宇都宮仁理事(ビデオ出演)、「The Shochu Handbook」の著者であるクリストファー・ペレグリニ氏(ビデオ出演)のあいさつが行われ、また、日本の蒸留酒を多く取り扱う香港のバー「Mizunara」を運営するソーシャル・アンリミテッド・リミテッドの創業者ディレクターのチャンドラカント・モハンティ氏による焼酎や泡盛に関する講義が試飲も伴って進められた。

さらに、11月の1カ月間を「焼酎・泡盛プロモーション月間」として、香港内のバーやレストラン35店舗で15銘柄の焼酎・泡盛を使ったカクテルなどが提供されることも発表された。

香港における焼酎・泡盛の普及に向けて、分科会の代表を務める熊本県香港事務所の宮原智彦共同代表は「香港では焼酎・泡盛の認知度はまだまだ低く、最終的に『買ってもらう』を実現するために、まずは『知ってもらう』『飲んでもらう』ための活動を行っている。今回のイベントも普段、焼酎・泡盛を扱っていない店舗にメニューで提供してもらい、香港の方々に焼酎・泡盛を知ってもらい、飲んでもらいたい」と一連のイベントの狙いを語った。

同分科会は複数の都道府県が協力して海外でプロモーションをしている取り組みであり、香港輸出支援プラットフォームとしても、同分科会をはじめ都道府県連携の取り組みを引き続き支援していく予定だ。

写真 配布された焼酎&泡盛の日フェスティバルのパンフレット(ジェトロ撮影)

配布された焼酎&泡盛の日フェスティバルのパンフレット(ジェトロ撮影)

写真 あいさつする岡田健一駐香港総領事(ジェトロ撮影)

あいさつする岡田健一駐香港総領事(ジェトロ撮影)

(注)同分科会には、2022年6月設立時の構成メンバーの熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県に加え、2022年8月に福岡県も加入した。

(山崎裕介)

(香港、日本)

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