米南東部の自動車製造業協会がサザン・オートモーティブ・カンファレンスを開催
(米国)
アトランタ発
2023年10月26日
米国南東部6州(アラバマ州、ケンタッキー州、サウスカロライナ州、ジョージア州、テネシー州、ミシシッピ州)の自動車製造業協会、および南部自動車女性フォーラム(SAWF)共催による「サザン・オートモーティブ・カンファレンス(SAC)」が10月18~19日、ミシシッピ州ビロクシで開催され、南東部を中心に110以上の自動車関連企業・団体が出展した。ジェトロはジャパンパビリオンを設置し、在米日系企業8社が出展した。
初日は、完成車メーカー(OEM)や1次サプライヤー(ティア1)とのマッチメイキング・イベントが行われた。同イベントでは、希望するOEMやティア1の調達担当者と5分の個別商談が設定され、各社が自社の技術や特徴、強みを説明した。OEMやティア1が複数参加するマッチメイキング・イベントは珍しく、マッチメイキングにのみ参加する企業も見受けられた。マッチメイキングに参加したOEMの調達担当者に話を聞いたところ、「その場でお互いの関心がマッチしなくても、3~4割は社内の別部署やティア1につなげられる」とのことだった。
2日目は、基調講演やOEM(トヨタ、日産、PACCAR)によるパネルディスカッション、ミシシッピ州立大学、アラバマ大学、ジョージア大学が連携した労働力開発のためのイニシアチブ(MAGNET)の紹介が行われた。来場者はもちろん、出展者も商談の合間を縫って出席し、講師や他の参加者とのネットワーキングを行った。また、ミシシッピ州のテート・リーブス知事(共和党)がジャパンパビリオンを巡覧し、出展企業の説明に熱心に耳を傾けた。
2024年のSACはテネシー州チャタヌーガで、9月30日と10月1日の2日間にわたって開催される予定だ。
(吉田祥子)
(米国)
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