タシケントで新展示場がオープン、初回展示会に日系企業も参加
(ウズベキスタン、日本)
タシケント発
2023年10月02日
ウズベキスタンの首都タシケント市郊外で9月17日、新展示場「中央アジアエキスポ・ウズベキスタン」(CAEx Uzbekistan)がオープンした。
同展示場はタシケント市東部に所在し、周辺地域には新規開業した複数の大学、新ウズベキスタン公園などがあり、新空港や中国企業による総合運動施設の建設も進められ、政府機能の移転が将来的に予定されている。
既存の展示場であるウズエキスポセンターは市内中心部にあり、5つのパビリオン合計1万8,000平方メートルで構成されている。一方、CAExは2万3,000平方メートルで、大型の1つの長方形パビリオンで構成されている。現状は周辺駐車場の確保などが課題だが、周辺地域の開発が終了すれば、問題は解消される予定。今後、展示会やイベントの積極的な誘致を通じ、中央アジア地域で存在感のある展示場となれるか注目される。
9月22~24日の会期で、同展示場で初となる展示会「家具・装飾品展2023」が開催され、当地で椅子製品の販売を行う日系企業エシズジャパン(ACES Japan)が出展した。同社のイサコブ・イスロムジョン社長はジェトロのインタビュー(9月24日)に対し、「開業間もないため、業者が設営作業に不慣れな場面もあった。しかし、展示会自体は来場者も多く、手応えを感じている」と話した。
展示場外観(ジェトロ撮影)
エシズジャパンのブース(ジェトロ撮影)
(高橋淳)
(ウズベキスタン、日本)
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