日系中小企業がウズベキスタン女子サッカーチームのスポンサーに

(ウズベキスタン、日本)

タシケント発

2023年10月25日

ウズベキスタン女子サッカーチームのオフィシャルスポンサーに、名古屋市の中小企業が名乗りを上げた。日系企業が同チームのスポンサーになるのは史上初。スポンサーとなった人材紹介業のオクタグラムの小栗崇嗣(おぐり・たかし)代表取締役社長に話を聞いた(1024日)。

写真 タシケント・メトロポリタン大学との覚書調印時の小栗社長(左、本人提供)

タシケント・メトロポリタン大学との覚書調印時の小栗社長(左、本人提供)

(問)ウズベキスタンとの関わりについて。

(答)弊社は2022年2月に事業構築コンサルティングを主業務として設立した。加盟する名古屋青年会議所との縁で、2022年11月に初めてウズベキスタンを訪問した。2023年1月にウズベキスタンでは有名なNORIKO学級(注)の卒業生を名古屋で採用したことをきっかけに、ウズベキスタンからの留学支援や留学生の日本での就職支援などを行うようになった。2023年9月にはウズベキスタンを再訪し、タシケント・メトロポリタン大学との間で人材交流・業務提携に係る覚書に調印。現在タシケント州のアングレン大学とも業務提携に関する覚書を締結する準備を進めている。

(問)ウズベキスタン女子サッカーチームのスポンサーになった経緯について。

(答)2023年9月にスポンサー募集の話を聞いた(2023年4月21日記事参照)。スポンサーは2024年パリ五輪の予選の期間のみだが、当社がウズベキスタンと日本の間で人材交流を拡大していくに当たり、今回の社会貢献活動が当社の信用をウズベキスタンで高める良い機会になればいいと思う。10月29日には日本女子代表との試合も予定されており、日本国内でも話題になればありがたい。

写真 ウズベキスタン女子サッカー代表の本田美登里監督の襟元に同社のロゴが添付されている(ウズベキスタンサッカー協会提供)

ウズベキスタン女子サッカー代表の本田美登里監督の襟元に同社のロゴが添付されている(ウズベキスタンサッカー協会提供)

(注)ウズベキスタン・フェルガナ州リシタン市にある民間日本語学校。ウズベキスタンと日本の有志の協力で運営され、若者が日本語を学んでいる。

(高橋淳)

(ウズベキスタン、日本)

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