サウジアラビアは原油の自主減産を2023年末まで3カ月延長

(サウジアラビア)

リヤド発

2023年09月06日

サウジアラビア国営通信社(SPA)(9月5日付)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、サウジアラビアのエネルギー省の公式情報筋は、2023年7月以降継続している日量100万バレルの原油の追加自主減産(2023年6月5日記事参照)を10月以降、2023年12月末までさらに3カ月延長することを明らかにした。同国の10月以降の原油生産量は、日量約900万バレルが維持される(添付資料図参照)。

同関係者によると、この自主減産は今後、毎月見直され、さらなる減産や増産が検討されるという。また、今回の減産は、サウジアラビアが2023年4月に発表し、2024年12月末まで実施する日量50万バレルの自主減産(2023年4月3日記事参照2023年6月5日記事参照)に追加されているものだとした。同関係者は、今回の自主的な追加減産は、原油市場の安定と均衡を支える目的でOPECプラス諸国が行っている、予防的な取り組みを強化するためのものと説明している。

(秋山士郎)

(サウジアラビア)

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