サウジアラビアが原油の追加減産を発表

(世界、中東、サウジアラビア)

リヤド発

2023年06月05日

サウジアラビア国営通信社(SPA)(6月4日付)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、サウジアラビアのエネルギー省の公式情報筋は、6月4日のOPECプラスの第35回閣僚級会合で合意があった、2023年末までを予定していた日量50万バレルの追加減産(2023年4月5日記事参照)を2024年末までに期間延長することに加えて、追加の自主減産を行う意向を明らかにした。

同国の原油生産量が日量900万バレルとなるよう、7月から日量100万バレルを追加で減産する内容で、同国の自主減産量は合計日量150万バレルとなる。期間は1カ月で、延長の可能性を含む。

同関係者は、サウジアラビアの追加自主減産は、原油市場の安定と均衡を支える目的で、OPECプラス諸国が行っている予防的な取り組みを強化するためだと説明している。

(秋山士郎)

(世界、中東、サウジアラビア)

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