広東省珠海市横琴島、マカオで認可された医薬品の一部使用を認可

中国の広東省薬品監督管理局（薬監局）などは9月8日、「横琴の広東省・マカオ深度合作区においてマカオで認可された医薬品の一部の使用を許可する作業プラン」を発表した。同プランでは、広東省珠海市横琴島に設置された広東省・マカオ深度合作区（2021年9月29日記事参照）内の指定医療機関でも、マカオで認可された医薬品の一部の使用を許可し、広東省・マカオ両地の医療と医薬品の使用など、公共サービスの連携をさらに推進するとした。

同プランが適用される医療機関は、合作区でマカオ住民向けに基礎医療サービスを提供する指定医療機関に限られる。医薬品の適用範囲は、マカオで既に発売されている一部の生物由来製品を除く医薬品（指定医薬品、注）。指定医薬品はリスト管理を実行し、同リストは広東省薬監局と、広東省衛生健康委員会がマカオ薬品監督管理部門と共同で審査・確定・調整する。

（注）輸出入許可証で管理されている麻酔薬、精神薬、ドーピング剤のタンパク同化薬とペプチドホルモン、薬品類易製毒化学品、放射性薬品などを含まない。

（梁梓園）